MacBookに最適なBluetoothキーボードを発見しました!!
3ヶ月ほど前に、かの有名なメカニカルキーボード「FILCO Majestouch MINILA Air 赤軸」を購入しましたので、その使用レビューをお届けしたいと思います!
購入から約3ヶ月に渡り使用してきて見えた メリット・デメリット、、、そしてタイトルにもある通りMacBookとの相性などを語っていきます!
なぜ赤軸にしたのか
まずはここからです。
今回のMajestouchが、私にとって初のメカニカルキーボードになりました。
皆様ご存知のように、メカニカルキーボードには様々な「軸」が存在します。
赤軸・茶軸・青軸・黒軸…等々です。
私が今回購入したMajestouch MINILA Airも例に漏れず、上記の4つの軸 それぞれのバージョンが販売されているわけなのですが、私は今回「赤軸」を選択しました。
一般的に人気があると言われているのは「茶軸」のようです。
メカニカルキーボードらしい音と打鍵感のバランスがいいのだとか。
一方で「青軸」はメカニカルキーボードらしさを前面に押し出した独特な打鍵音が特徴的。
「黒軸」は 打鍵音を極力まで抑えている一方、打鍵感は独特なものがあるようです。
私が選んだ「赤軸」は、茶軸と黒軸の間とイメージしていただければ分かりやすいでしょうか。
メカニカルキーボードらしい打鍵感を極力維持しつつ、「カチッカチッ」という特有の打鍵音を抑えている…といった感じです。
(FILCOのホームページを見てみますと、Majestouchの赤軸はほとんど黒軸と同列くらいの扱いになっているようです。「カチッ」音が全くしない部類に分類されています。)
実際に試し打ちでもする機会があればよかったのですが、その暇もなく購入せざるを得なかったため無難な赤軸を選択したのでした。
(私は打鍵音を気にするタイプなので、できる限り静音モデルが良かった。)
結果、、、
大正解でした!!
打鍵感・音 ともに大満足の選択だったと感じています。
一つ一つ解説していきましょう。
キーストロークの深さ・押下圧の軽さが快適そのもの!
Majestouchでタイピングしてまず感動したのが、「キーストロークの深さ・押下圧の軽さ」です!
普段愛用している、MacBook Proのキーボードとは比べ物にならないくらい打ちやすくて感動しました!
…これまでは、MacBook Proのキーボードも十分タイピングしやすいと感じていましたが、一度Majestouchに慣れてしまうともう違和感しかなくて戻れないと感じました。
ちなみに、Majestouchのキーストロークは約4ミリです。
私の愛用しているMacBook Proは、2015年モデルですが それでもキーストロークは約2ミリしかありません。
Majestouchと比べてしまうと、薄い板を叩いているような感覚というのでしょうか…
タイピングすればするほど 指と手首に負担を与えているとしか思えないほど、打鍵が硬く感じるようになってしまいました。
さらに、単にキーストロークを深くしたいだけであれば 安価なメンブレン方式のキーボードでもよかったのですが、もう一つ大きなポイントは押下圧の軽さです。
Majestouchの押下圧は約45gです。ちなみに一般的なノートパソコンに搭載されているキーボードの押下圧は55-65gと言われています。
Majestouchの、この押下圧の軽さが私的にはたいへん助かりました。
私はもともと叩くように強くタイピングする派ではなく、なぞるように優しくタイピングする派の人間です。
一日中タイピングしていて指が疲れてくると、MacBook Proのキーボードだと「押しているつもりでも指の力が弱すぎて反応しない」ということが多々あり、そのたびに誤打を連発するという状態でした。
ところがMajestouchに乗り換えてからは、その押下圧の軽さによって そもそもの疲れ具合が軽減されることに加え、私のなぞるような弱いタイピングでも しっかりとキーが押し込まれ ミスタピングが明らかに減りました。
タイピング速度も向上し、疲労も軽減され、もう言うことなしです!
日本語配列だけどカナがなくてカッコいい
ここまでで説明してきたとおり、機能性の面で言うことなしのMajestouchですが、外面もなかなかイカしたヤツです。
JIS配列の日本語キーボードなのですが、一般的に刻印されている「カナ表記」が刻印されていないのです。
カナ表記があると一つ一つのキーが「ゴチャッ」としてしまって、見た目が美しくないということがありますよね。
Majestouchの場合、それがないので見た目がスタイリッシュで非常にかっこいいのです!
かな入力を駆使される方にとってはいただけないポイントかも知れませんが… 私のようにローマ字入力しか使わないような大多数の方にとっては問題ない、どころか嬉しいポイントではないでしょうか。
ファンクションキーとの併用キーが便利!(矢印キー・バックスペースキー)
Majestouchの最大の特徴とも言えるかもしれませんが、スペースキーの両隣にファンクションキーが配列されています。
そのファンクションキーと他のキーを組み合わせることで 様々なアクションを起こすことができるわけなのですが、これがまたとても便利です!
慣れてくると、ホームポジションを崩すことなくほとんどすべてのキーを入力することができるようになります。
例えば、、、
Fn +「E,S,D,F」= 矢印キー
Fn +「; (セミコロン)」= バックスペースキー
このように、本来であれば右手を一度ホームポジションから移して打たなければならないキーを、ホームポジションを崩さずに入力することができるようになっているのです。
これが慣れると手放せません!
私はもともと手が小さい&指が短いことに加え、前述の通りタイピングの力が弱いため、バックスペースキーや矢印キーを右手小指ではタイピングしません。
小指に相当な負担がかかるからです。
それらのキーを入力する際には 右手薬指ないしは中指で操作するため、どうしてもホームポジションが一瞬ではありますが崩れてしまいます。
Majestouchに慣れたことで、そのわずかな動作がこんなにも煩わしかったのかと気付かされてました。
もはやもとには戻れない体質になっています(笑)
MacBook Proにちょうどはまるサイズ感(キーボードカバー必須)
これは私の用途に限った話かもしれませんが、、、
私はMajestouchをMacBook Proのキーボードの上に乗せて使用しています。
驚いたことに、そのサイズ感がピッタリなのです!
まさに「MacBook Proのキーボードがそのまま浮き上がってしまったのか!?」という見た目になります。
実際パソコンにあまり詳しくない友人たちからは幾度となくビックリされ、「何それ!? なんでキーボードが飛び出してるの?」という反応をいただきましたw
出先でMacBook Proと合わせてMajestouchを使う場合、基本的には私と同じスタイルで使用することになると思います。
MacBook ProとMajestouchを重ね合わせることができれば 省スペースで最大の生産性を得ることができます!
ただし MacBook Proのキーボードに重ね合わせる際には、キーボードカバーが必須です。
裸のキーボードに直接Majestouchを乗せるとMacBook Proのキーと干渉してしまい、いずれかのキーが押されっぱなしになる現象が生じてしまいます。
ですがキーボードカバーをかければ、あら不思議。
全くMacBook Proのキーと干渉することなく快適なタイピングが可能となります。
私が使用しているのは千円ほどで使用した安価なキーボードカバーですが、Majestouchとの干渉を防ぐには十分です!
…しかしデメリットとしては、キーボードカバーにMajestouchの下側にある滑り止めのゴムが当たる部分が黄色く変色してしまうことでしょうか…。
シリコンとゴムでなにかの化学反応でも起こるのでしょうか?
クリアなシリコンが黄色のような薄茶のような色に変色してしまいます。
私はキーボードカバーを2つ持っていたので、もともとの汚れかと思いスペアの方に交換したのですが、やはり同じ症状で黄色く変色してしまいました。
そのためMajestouchを乗せていないときの見栄えがあまり良くありませんが… じっくり見なければ気にならない程度なので良しとします!
気になる方はご注意ください。
気になる点
基本的には大満足のMajestouchですが、やはり3ヶ月も持ち歩いて使用していると 気になる点も幾つか見えてきました。
まず1つ目の点は、長所でもあり短所でもある点なのですが…
その重量です。
私はもともと重量があることは承知のうえで購入しているため、そこまで苦には感じませんが、気になる方には気になるポイントかなとも思います。
Majestouch MINILA Air の重量は、実測で725グラムです。
毎日持ち歩いて使用する用途で考えておられる方にとっては、少々重く感じるかもしれません。
しかし私は、毎日持ち歩いて使用していますが苦に感じたことはありませんでした。
少し前にリュックを新調したこともあってか、
MacBook Pro + iPad Pro + Majestouch + ACアダプター + モバイルバッテリー
これらを入れて持ち運んでもまだ耐えられる重さでした。
(長時間の移動ではなく、あくまでも1時間程度の距離ではありますがすこぶる快適にこれらの仕事道具を持ち運ぶことができました。)
ある人にとっては「弱点」になり得るMajestouchの「重量」ですが、とらえ方によっては長所にもなり得ます。
タイピングをしているときの安定感たるや、そこらの軽いペラペラのキーボードとは訳が違います!
薄さや軽さを全面に押し出しているキーボードは持ち運びには便利ですが、タイピング時の安定感はやはり劣ります。
少し強くタイピングをしたり・ちょっと腕があたっただけで動いてしまい、その度にポジションを直して… という作業は意外と煩わしかったりします。
その点Majestouchはずっしりとした安定感に支えられ、どれほどガシガシと入力してもびくともせずにすべてのタイピングを受け止めてくれるのです!
これはMajestouchが「重いからこそなせる業」であり、どちらを取るかは人によって分かれそうなポイントではあります。
モビリティの高さを追求するなら、間違いなく軽いキーボードを選んだほうが幸せになります。
しかし実用性を重視し、長文をタイピングするような方にとってはMajestouchくらいの重量級をお勧めします!
2つ目の欠点も、とらえ方次第かなと思う点ではあるのですが、、、
Majestouchのボディはホコリが非常に目立つ という点です。
ブラックで統一されたフォルムは非常にカッコよく、MacBook Proのキーボードとも遜色なく非常にマッチするのですが、黒いゆえにホコリが目立つ…
こまめに掃除をすればよいのですが、私のような面倒くさがりにはマイナスポイントになってしまうかなと思います。
Majestouchにもカラーの選択肢があってホワイトなどを選べるのであれば、私はそちらを購入するのですが(笑)
残念ながら現状、ブラックしか販売されていません。
でもブラックもカッコいいんですけどね!
その美しいフォルムを保つために、こまめに掃除する習慣を身に着けたいと思います。
3つ目の欠点は、iPad Proとペアリングさせて使用する際に見られる現象なのですが、多少のもたつきが感じられる という点です。
これは個体差なのか 全体的にiPadとの相性が悪いのか分かりませんが、MacBook Proとペアリングさせているときには全く遅延なく入力されていくのに、iPad Proだけは一瞬の遅延を感じてしまいます。
もちろん、タイピングが反映されるまでに1秒も遅延があるわけではありませんが、0.5秒ほどの遅れが若干の気持ち悪さを生じさせています…涙
それも毎度毎度 というわけではなく、時おり反応が遅れる という現象がやってくるので、気持ちよくタイピングしている途中にその現象が起きると「ムキーッ!」となってしまいますw
MacBook Proで使用している分には全くその現象は起きないので、もしiPadで運用することを考えておられる方は注意されてください。
ちなみに私が使用しているiPadは、初代iPad Pro 9.7インチモデルです。
以上3ヶ月を経て感じる欠点を3つほど挙げましたが、そのうちの2つは見方次第で長所にもなり得る点ということで…
実質的に気に入らない点としては、iPad Proとペアリングした時の遅延問題くらいにまとまっています。
まとめ
今回 私としては珍しく奮発し、決して安い部類ではない「FILCO Majestouch MINILA Air 赤軸」を購入したので、そのレビューをお届けしました。
私としては、大切なのは「単に安い」だけでなく「費用対効果」だと考えています。
出した金額と見合う、、、あるいはそれ以上の働きをしてくれるものであれば、どれほど高くても「費用対効果」に照らして考えれば安いととらえることができます。
今回購入したMajestouch MINILA Air も、まさに「安い」と感じさせてくれる逸品でした!
他の軸を試したことがないのでまだ何とも言えませんが、赤軸を購入して大正解だったと感じていますし、Majestouch MINILA Air そのものにも大満足しています。
タイピングに伴う疲労の軽減を目的として購入しましたが、結果としてタイピング速度の向上・正確さの向上…といい事づくしでした。
高いキーボードを使ってみて感じるのは「長く使うものにはケチらずに投資すべき」という点です。
これまではケチって2,000円~3,000円ほどのキーボードを使用してきていましたが、こんなにも快適なら速く購入しておけばよかったと後悔の念を感じます。
そんなこんなで大満足の「FILCO majestouch MINILA Air 赤軸」の3ヶ月使用レビューでした!
皆さんも快適なキーボードライフをお送りください☆ミ